グルメハンドブック 010回目 ミルク&フレッシュ談話

 日本人には、他の国の人々には無い独自の感覚を多く持っていると言われています。
 そのひとつが「衛生感」と「清潔感」の同居です。

 日本人は清潔感が他の国の方々より強く実際の衛生面とは違った概念で機能するようで、わかりやすく例えれば、
「雑菌だらけの自分の携帯は触れても、電車のつり革は触れない」
 という類のお話でしょうか。
 実際の雑菌の数とは関係なく、とにかく殺菌除菌抗菌の単語が付いた商品が売れるのもそれが原因なのかもしれませ。

 …なんて事を、メイド喫茶でコーヒーを飲みながら考えておりました。

 コーヒーを注文すると、ガムシロップとミルクが出てきますよね。
 それが何件もお店を回ってみると、この提供の仕方も色々パターンがある事に気が付きます。

 まずスタンダードにガムシロップとミルクがポーションで提供されるタイプ。
 扱いが簡単な反面、量やサービスに不満がある方もおられるみたいです。
 メイドさんによる「ミルクまぜまぜサービス」が無い、喫茶店要素の高いお店が採用している事が多いです。

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「月夜のサアカス」さんの提供方法

 次にいわゆる「海軍型ミルクピッチャー」で提供されるタイプ。
 メイドさんの「まぜまぜサービス」はもちろん、自分で入れる場合でも量が多めなので私も好きです。
「月夜のサアカス」さんを一目で気に入った理由にコレがありました。
 お客様に提供する前にピッチャーに補充しなければならないわけで、その一手間かけてくれる事が嬉しいのかもしれませんね。

 さて、最後にミルクポットでの提供について。
 ガムシロとミルクをピッチャーより数倍大きいポットで提供されるので良い事ばかりではあるはずなのに、あまり採用されているお店はありません。
 その理由は手間とコストもありますが、最初に紹介した「清潔感」も関係するのではないかなと思うのです。
 コレを採用しているお店で珈琲を飲んだ時、メイドさんは清潔な棚からミルクのポットを出してきました。
 埃も入りませんし温度も一定ですし、コーヒーフレッシュであれば常温でだって保存できますが、もしかすると「コレは前に誰かわからない人が使った」と考えてしまう場合、使うのを躊躇ってしまう人が出てくるのではないでしょうか。

 実はコレ、私がそう思ってしまったのです。
 これといった潔癖症でもない一般的な感覚の持ち主だと考えておりましたが、妙な所でちょっとだけ気になってしまいました。
 もちろんすぐに思い直してその後は普通に使っていたので大丈夫ですよ。
 席の目の前の棚から出されてきたからちょっとだけ心配しちゃっただけで。
 私の中にもあるのですね、「清潔感」という感覚。

 ところで話は変わるというかここからが本題ですが、メイド喫茶は何故どこでもコーヒーや紅茶にフレッシュを多用するのでしょう。
 あれは確か、元々はミルクやクリームの代用品であるはず…。
 私はミルク(牛乳)をたっぷしかけて頂きたいのですけれども、ミルクを好きなだけ入れられるメニューがどこのお店にも無いのです。
「フレッシュが提供されるコーヒー」か「カフェラテ」の二種類しかないわけでして。
 カフェラテだと自分で好きなコーヒーとミルクの割合ができないので、いつも残念な思いをするのです。

 追加料金を払っても良いですから、ミルク入れ放題のコーヒーを提供してくれるお店はありませんかねぇ?



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[ 2011/06/26 15:47 ] コラム 旧コラム | TB(0) | CM(0)