
先のレポートにて、台北地下街ではエリアごとに扱う商品が違う、というお話を致しました。
エリアは台北駅から遠くに行くにつれ徐々に変わって行き、最後は美食(グルメ)エリアに到達します。
そのエリアにあるお店が、このMaiden Diner。
台北でも有名な女僕喫茶(メイドカフェ)のうちのひとつです。

電車の中というイメージした店内はつり革がぶらさがっており、
『めがねっ娘・無口・妹』
など、美少女キャラの属性が駅の名前となっている電車の案内板を模した内装となっています。
もちろん表示は日本語です。
営業時間はPM12時からPM9時まで。
ワンドリンク製などが無い代わりに、台湾では最低消費額が決められていることがありまして。
平日は150元。
休日は200元。
上記分は必ず注文をする、というルールがこのお店にはあります。
参考までに、この日のルートは1元(台湾ドル)が2.8円前後。
セルフサービスの定食屋さんでは100元もあれば定食が食べられておつりが来ます。
マクドナルドのセットは120元前後でしょうか。
入ってから気がついたことに、私は台湾の言葉が話せませんでした!
一応独学ではやってみたものの、発音と筆記は出来ても、付け焼刃ではヒアリングだけはどうしようもなりませんでした。
当然メイドさんがお話しているのがまったくわからず。
苦し紛れに出た言葉が、
「アイアムジャパニーズ」
事情を把握したメイドさんから返ってきた返事が、
「オカエリナサイマセ、ゴシュジンサマ!」
・・・・・・すごい! メイド喫茶の文化はここ台北にまで広がっているのですね。
このお店には日本語が使えるメイドさんは基本おられませんが、片言の日本語やブロークンの英語も交えてメニューを把握。
何より指を刺すだけでも通じてしまうので、思った以上に気楽に利用できました。
あとは言葉がわかれば、もっと楽しめるのでしょうけどね。

初音(150元) では、さっそくオーダーをしましょう。
今回のドリンクは、スペシャルドリンクの中の一つをオーダー。
「初音」「鏡音」「巡音」と、ボーカロイドをイメージしたドリンクがあるのは、台湾のボカロ人気を表しています。
台北市内のゲームセンターでもアーケード版の初音ミクがあり、日本語表示でもかなり遊んでいるお客さんを見かけますからね。
味は下層はおそらくカルピス系。
上層は・・・メロンでもないような、ミントとも違いますし・・・最後までわかりませんでした。

日式牛丼(280元) お次はメインディッシュの日式牛丼。
どうやらここでは複雑な調理をせず、近くにある親会社と思われる普通の喫茶店で作った料理を持ってくるようです。
「日式」とは「日本式」の意味で、日本の食材を使用するとこういう単語がつき、台湾の方からは割りと好意的に使用されています。
牛肉や玉ねぎはともかく、海苔をかけていたり玉子で閉じていたり、どことなく親子丼の雰囲気もします。
初音と同じように「???」という文字が頭の上に浮かびながらの食事となりました。
・・・でも、これが何故か不思議に美味しいのですよ!
おそらくレトルトではないと思われない出来で、玉ねぎはしっかり味が染みてますし、逆輸入しても良いくらい。
料理について、このクオリティのお店が秋葉原にできたら、こと料理に関しては苦戦するお店が多いことでしょう。
何より一生懸命日本語を使おうとしてくれているメイドさんが、とても可愛いですからね~。
スポンサーサイト